映画『天空の蜂』、、138分では語れない原作者の真意を読み解く!

9月12日に公開された秋の超話題作、、映画『天空の蜂』、、600ページに及ぶ原作を読んだ上で鑑賞したが、流石に138分に押し込めることは困難であり、原作者・東野圭吾の真意は語り尽くせなかったと感じた、、しかし、正義の主役に江口洋介、、犯人の主役に本木雅弘・仲間由紀恵・綾野剛、、豪華キャストの熱演には驚かされ、、不可能とされた映画化を可能にした堤幸彦監督の手腕には脱帽、、特に、CGを駆使した特撮シーンは見事であったが、実写との違いが目立たないように工夫され、織り交ぜて表現されていることに驚かされた、、。

まずは、映画のポスターより、、
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詳細はここをクリック⇒ 映画「天空の蜂」公式HP
気合を入れた宣伝と予告動画をご覧あれ!



お決まりのあらすじは、、原作小説のウィキペディアより抜粋、、

錦重工業小牧工場試験飛行場の第三格納庫から、軍用の巨大ヘリコプター「ビッグB」がテロリストに奪取された。

その日は、海上自衛隊への正式納入を間近に控えた領収飛行が行われる予定だったが、「ビッグB」は大量の爆薬物を満載したまま、テロリストの遠隔操縦によって、福井県の高速増殖炉「新陽」の上空へ飛び去った。

日本政府へ届いた脅迫状は、現在稼動中や建設中の原発を全て停止しろ、さもなくば巨大ヘリを「新陽」に墜落させる、という驚くべきものであった。

その上、奪取された「ビッグB」の機内には、子供が取り残されているという、テロリストにとっても予想外の事態が判明する。

燃料切れによる墜落というタイムリミットが迫る中、自衛隊が原子炉の真上でホパリングしたままのヘリから子供を救うという難しい任務に挑む。

一方、原発の安全神話を掲げてきた政府は、テロリストの要求にどう対応するか逡巡するのだった。


福井県の高速増殖炉「新陽」とは、、もちろん、ナトリウム漏出事故を起こし、存続が危ぶまれている「もんじゅ」ですね、、。


ここで、OTSUKYONの過去のブログから、、
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ここをクリック⇒ 東野圭吾『天空の蜂』、、20年前のベストセラーが映画化される!
映画化が決定してすぐに読んだ文庫本、、
映画の138分の時間の中で表現されたのは、そのほとんどがテロとの闘いの場面、、
そのテロの背景にある原発政策の問題点を小説では、丁寧に見事に表現していた、、。


ここからは、OTSUKYONの感想を、、原作者の真意を読み解く助けとなれば幸いである、、

☆ 奪われた巨大ヘリ「ビッグB」を高速増殖炉に落下させるとの犯人の脅迫は、原発の上空は飛行禁止区域であり、飛行物体が原発に落下することはないとする原電や政府を震撼させた

☆ 犯人の要求は、「稼働中・点検中の全ての原発を使用不能にすること」、「建設中の原発を全て建設中止にすること」、「この作業を全国放送でテレビ中継すること」、、すなわち、原発推進の阻止である

☆ 政府も国民も、原発を維持管理するための多大な犠牲に関して無関心であり、特に原発の清掃作業や維持作業を担う、ほんの数百人の尊い命を犠牲にして成り立っていることに気づいていない

☆ 天空の蜂と名乗る犯人は、原発反対運動の犠牲になり自殺した息子を持つ原発の設計者、原発の作業員経験者、、蜂に刺されてはじめてその痛みに気づく、国民にもその痛みを解らせたい

☆ 20年前にすべての原発を止めるということは、原電も政府も考えたことがなく、その影響が計り知れないことを原作者は見抜いていた

☆ 夢のエネルギーと言われた原発には日の当たる場所以外に影の部分があることを、国民は知らされていないことに原作者は気づいていた

☆ あの「3.11」を経験する前に、原発の危険性を問題提起した原作者には驚かされるとともに、「3.11」を経験した今こそ、原発の是非を国民も政府も真剣に議論すべきだ

☆ 核燃料廃棄物の処理をどうするのか、狭い日本の中に処理場を建設することは相当難しいし、自治体への手厚い援助だけでは承認されない現状、今後は原発テロとも向き合う必要がある

☆ 「3.11」以後しばらく稼働原発ゼロの状態がつづいたが、国民は電気代が高くなっても何とか節電で過ごすことができたのだから、もうこれ以上原発政策を推進することは止めるべきであろう


今日のブログはちょっと硬い内容になってしまった、、
この映画の華やかなアクションに気を取られることなく、原作で語られた原発の影の部分を、是非とも汲み取って欲しいとOTSUKYONは切望する、、


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ここからは、いつものオマケ、、(スルーしてください)、、

「もんじゅ」についてお答えします(国立研究開発法人・日本原子力研究開発機構)、、


●なぜ高速増殖炉の研究開発が必要か?

 日本はエネルギー資源に乏しく、長期的なエネルギー安定供給の確保は今後の大きな課題で、また地球温暖化対策との両立も重要な課題です。
 高速増殖炉は、発電しながら同時に消費した燃料以上の燃料を生産することができることから原子力発電の燃料であるウラン資源の利用効率を飛躍的に高めることができ、エネルギー資源の輸入に頼らずに安定したエネルギーを得ることができます。
 また、現在の原子力発電と同じく発電するときに二酸化炭素を排出しません。
さらに、高レベル放射性廃棄物の量を低減できる可能性もあります。
 エネルギーの安定供給と環境保全の両立のためには高速増殖炉サイクルの開発が必要であり、国と民間のオールジャパン体制でその開発を進めています。


●「もんじゅ」の研究開発にかかった事業費(予算額)はいくらか?

「もんじゅ」での研究開発の事業費(予算)は、10,225億円(昭和55年度~平成27年度)です。
建設費5,886億円(昭和55年度~平成6年度)(政府支出:4,504億円、民間拠出:1,382億円)
運転・維持費4,339億円(平成元年~平成27年度)(政府支出:4,339億円)

平成27年度事業費(予算額)
安全対策・着実な点検の実施に係る経費159億円、設備の維持管理等に必要な経費38億円

平成27年度事業費(予算額)以外の関連経費(予算額)
人件費30億円、固定資産税12億円


OTSUKYON>
1995年ナトリウム漏れ事故が発生し運転を停止、その後、大規模な設備の改造を行い、2010年5月に試運転を再開しましたが、重さ3.3トンの炉内中継装置が原子炉容器内に落下するトラブルが発生しました。
もんじゅの炉内は、約300℃に保たれた不透明の液体ナトリウムが満たされており、炉内の状況を把握することは簡単ではありません。
しかし、膨大な国費が投入されている施設から2度も重大な事故を起こしては、日本原子力研究開発機構の対応のまずさを指摘されても仕方ないかも知れません。


ここで、各国の高速炉の開発計画
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商用炉の運転開始予定は、ロシアとインドが2020年、中国2030年、フランスと韓国が2040年、そして日本は2050年、、
相当な遅れを取った日本、税金の無駄遣いではありませんか?


もんじゅは、運転をしていない状態でも、維持費が1日あたり約5,500万円ほどかかります。

ドイツのように原発から完全撤退することも選択肢だと思います。


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この記事へのコメント

2015年10月04日 07:42
映画「天空の蜂」いよいよ劇場公開されましたね。
私はまだ観ていませんが・・・
前回のOTSUKYONさんのブログを拝見して、小説は読みました。
映画もぜひ観たいと思っています。
いつものボタン、ポチっと押しておきました。
2015年10月04日 10:07
怖いお話ですよね。それに起こり得る話です。もしも~と、考えたら怖くなりますね。
小牧市も近く・・・もんじゅのある福井も風向きによっては 直ぐに岐阜県も愛知県も、もちろん、OTSUKYONさんの住まれる京都も 琵琶湖のある滋賀も・・・水を供給されている大阪さえ影響を受けます。
小説のような事が起きないように 直ぐにでも中止してもらいたい!原子力発電計画ですね。
2015年10月05日 11:10
OZMAさん、こんにちは、いつもポチッとありがとうございます。
私のブログを見ていただき、原作を読んでいただいたのですね、、ありがとうございます(笑顔
3.11より前に、それも20年も前に執筆された小説が、現在にも通じる内容だったことに、とても驚かされました。
小説と映画は大きな流れは同じですが、細かい点では異なる脚本になっています。
映画を楽しんで観てくださいね(笑顔
2015年10月05日 11:20
ママさん、こんにちは、、いつもポチッとありがとう!
安倍総理のごり押しの安保関連法案が成立した現在、ますます原発テロの現実味が出て来ましたね。
北朝鮮からミサイルが被弾するかも知れませんしね。
原発の再稼動に際して、このような最悪の事態を想定して、物理的な防御を強化したという話は聞こえて来ませんね。
いつになっても、政治家も経済界も原発関係者も国民も、平和ボケしているとしか思えませんね(涙
原発は急に止めろとは言いませんが、古くなった原発は廃止、新たな原発は作らない、もんじゅのような無駄な施設は閉鎖、、このように行かないのは、やはり原発の蜜に集るやからが居るからなんでしょうね、、(怒

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